印刷物の作成を依頼して、相手からデザインのご提出をされた後に、修正をしたい部分があれば相手にそれを伝えることになります。しかし、印刷、出版などの知識がない方にとっての修正の依頼方法は「相手にどう伝えて良いのかわからない?」場合がございます。
ここではそういった方のために正しい修正依頼の方法を掲載しています。
制作者が修正依頼で知りたいのは、制作しているものの感想ではなく、具体的な修正内容です。たまにあるNGパターンとして「感想は具体的にたくさん書き、修正を希望する内容は抽象的に短く書く」これだと相手は直しようがありません。下記に抽象的なNG事例をいくつか掲載いたしました。
上記はすべて相手に伝わらない内容です。肝心な部分が、本人だけの頭にある感覚的なものですので、相手へは情報伝達としては伝たわりません。例えば、病院で診察をうけるさいに「何か痛い」ではなく「二日前から、朝、起きると頭がズキンズキンと痛い。現在、熱は38°あります。」と答えるのでは、治療もスムーズにおこなうことができるはずです。これと同じことです。
上記の抽象的な内容を具体的に伝えようとすると下記になります。
「このデザインは好きじゃない」ではなく「これが好き」にしてください。「何か適当のイラスト」だと相手はわからないので、この「何か」を具体的なものを書いてください。相手に自分がイメージしているものが何かを視覚(写真、画像、絵)と文章を使って伝えてください。この他、「未来を予感」、「明るい色」なども無数の選択肢があるものも相手との連想の一致はできません。
下記は某お客様の修正依頼の原図です。
相手に伝える内容がわかりやすく記載されておりますので掲載させていただきました。
これにより、修正を依頼する側もなおす側も円滑に修正をおこなっていくことができます。
どうぞ、修正依頼の方法がわからない方は参照してください。